前日の京葉キッズリーグ3位の余韻に浸る間もなく始まるトラバース杯。
予選初戦は習志野谷津海浜リーグで春秋連覇をしている強豪、津田沼少年野球団さん。
初戦でいきなり対戦する強豪に対し、前日好投した全投手を野手に回し
得意の後攻で試合に望みます。
初回、前日の疲れからかドリスタの気持ちが立ち上がり切らないところを
相手は見逃してくれません。
先頭打者が際どい内野への当たりから全力疾走でセーフをもぎ取ると、
相手の気持ちの良いバッティングと全力疾走に気圧され、
いつもは出ないミスで後続もなかなか断ち切れません。
終わってみれば打者12人の猛攻で一気に7点ビハインドの厳しい立ち上がりに。
そして迎える裏の攻撃、前日も安打を出して調子の上がっている左のスピードスターが
この日も先頭打者安打で出塁!しかし後続が続かず、差を縮められません。
二回は初回の攻撃で出塁したスピードスターへ継投。
難しい場面での継投で制球に苦しみますが、パワーのある速球で2奪三振、1失点で抑えます。
裏の攻撃、監督が思わず「三回で10点差だと悲しいお知らせ(コールド負け)があるよ。。。」と
つぶやくベンチの重苦しい雰囲気の中、まだまだ選手は諦めません。
一年生から所属している最古参の6、7番が粘って連続四球で塁に出ると、
頼れる一番スピードスターの二打席連続安打も絡めて3点を取り返し、望みを繋ぎます。
ところが三回、やはり相手は強豪、そう簡単に流れは渡してくれません。
冷静に四球を選び長打も絡めて2点を追加、ドリスタ本来の好守も出始めますが
10−3と再び7点差に。
運命の三回裏、圧倒的に不利な展開ですが前日に続き1、2年生全員がベンチ入りしたドリスタは、
連日の逆転を信じてベンチからエールを送ります。
前日に走塁で決勝点をもぎ取った三年生の2安打を含む4安打と四球で相手継投の立上りを攻め、
打者12人の猛攻で初回のお返しとばかりに7点を奪い返し、土壇場で同点に持ち込みます。
興奮した雰囲気の中の四回、全力投球の3年生が3人目としてマウンドに上がりますが、
簡単には終わらせてくれません。二塁打を含む3安打の猛攻を受けます。
が、ライトとセンターが連続して3塁刺殺を記録するなど攻守でピッチャーを援護!
なんとか1失点で切り抜けます。
再び一点を追う展開ながらベンチの雰囲気は最高潮の四回裏、
先頭の女房役3年生が2塁打で出塁すると、
打席の3番手ピッチャーが自らの安打で取り返し同点に!
ただし反撃もここまで、後続は討ち取られて試合終了。
終わってみれば11−11の引き分けですが、8−0から追いついた選手の奮起に確かな成長と、
「逆転のドリスタ」に一歩届かなかった難しさを感じた一戦でした。
津田沼少年野球団の皆様、遠征頂きありがとうございました