いよいよはじまる県大会!
開会式では市内大会を突破した強豪32チームの選手たちが一同に行進するさまは圧巻でした。
楽しみ半分、不安も半分のなか、初戦の相手は船橋代表の藤上ディアーズさん。
これまでたくさんの試合を重ねてきたけどここまで多くの観客に包まれ、独特な雰囲気、
緊張感ある試合ははじめて。
果たして勝敗はいかに!
1回表、ドリスタ先発はエース『新浦安の精密機械』。
初回、先頭打者にツーベースを浴び、続く打者には四球でランナー1、2塁。
早くもピンチを迎えますがさすがはエース、緩急つけたピッチングで
後続を内野ゴロに打ちとったはずが、まさかの守備陣の送球ミスが続き失点。
更には前日の雨の影響でグラウンド不良から足を滑らせるなど、守備の乱れからこの回5失点。
しかし悪天候の影響は相手も同じ。
その後は何とか守り抜き初回を終えます。
1回裏、1番『新浦安のシン・スピードスター』が内野安打で出塁し反撃開始!
得意の足で盗塁を決めると、相手守備の送球ミスから早々に1点を奪います。
後続も四球を選び追加点をねらいたいところでしたが、県大会の緊張感や慎重さからなのか
打線がつながらず、この回2点で攻撃を終えます。
2回表、ランナー3塁を2度背負うも、内野ゴロを確実にホームアウトに取るなど、
守備陣も本来の調子を取り戻しこの回無失点。
2回裏、先頭バッターが四球で出塁し2盗を決めると次打者もライト方向へ大きな当たりを打ちますが、
さすがは県大会チームだけに鉄壁の外野守備でヒットを許してくれません。
3回表、ドリスタ2番手ピッチャーにバトンタッチ。
これ以上の失点は避けたいところ三者凡退の力投で裏の攻撃へ望みをつなげます。
その裏、毎試合ヒットを重ねる安打製造機の2番がセンター前へ放ち、後続も四球で出塁。
追撃開始といきたいところでしたが、次打者のライト方向への大きな当たりを
またもや相手の堅い外野守備に抑えられ追加点を許してくれません。
相手の連続する確実な守備もあり、だんだんと嫌な空気が漂いはじめます。
すると4回表、相手チームも追加点をねらってきます。
先頭バッターを三振に抑えるも、打順はこの日2安打と好調な1番バッターに3安打目のヒットを許し、
続く2番にも連続ヒットを打たれランナー1、2塁のピンチ。何とか切り抜けたいところでしたが、
四球、パスボールも絡みあっけなく失点。この回、4失点と大きくリードを許します。
このままでは終われないドリスタ打線、その裏、先頭の打撃好調6番バッターが
レフト前ヒットを放つと、続く7番もサード強襲ヒット、さらには8番の内野安打に
9番のレフト前ツーベースの4連続ヒットで3点を追加!
絶対に負けられないと、選手一人ひとりの執念から打線もつながりはじめ
流れをつかみかけたかに思えましたが、相手チームもそれを阻止しようと
3番手速球ピッチャーへ継投。流れを渡してくれません。
何とか4点差までに迫ったものの反撃もここまで。
はじめての県大会で思い通りにいかず、緊張から試合を楽しめなかったかもしれないけど、
上部大会に出るような相手はよく打ち、よく守れて打ち上げたフライを
簡単には落としてくれませんでした。
4点差の悔しい敗戦となりましたが、ではこの4点の差はどこにあったんだろう。
全員が失敗を恐れず思いきったプレー、全力疾走、次のプレーを予測した準備や確認の声、
ピンチやチャンスの場面で仲間を励ます声がもっと出て、
勝ちたい気持ちが強くなってくればこの差は縮まってくることでしょう。
県大会での勝利は決して遠いものではなかったはず・・
でもそれが分かったことが何よりの収穫です。
浦安春季大会から県大会への道が開き、
そこから今日まで1つの試合、1つのプレー、1つの練習を全力で重ねてきたこと、
緊張感ある上部大会で試合出来たことはこの先に必ずつながります!
低学年の試合もあと少し。
残りの大会をこのメンバーで勝ち切って最後まで頑張ろう!
藤上ディアーズの皆様、ありがとうございました。
千葉県少年野球連盟の関係者の皆様、ありがとうございました。